教職課程には実習期間に介護やリハビリ施設、障がい者施設など数週間の体験労働が義務付けられています。特に中学免許取得にはより長期の体験が免許取得の必要用件となります。
しかし、介護側も人間であり、心身的疲労は大きくまたそれを発散する場もありません。これは私が職員と共に食事をとった際に、ポロっと出た本音だったのだと思います。
「食いっぱぐれない」ため、つまりは生きるために感情では嫌でも業務としてこなしているという点です。
正直私は期限付きであくまでマジかな期限まで相手をしていればいいという心理状態と、終わりが見えない職員の抱える心労は人間性を捨てることで対応されていることは納得できます。誰もが博愛の精神で接していられる方でないことは容易に想像がつくと思います。
私はこのような方の愚痴の吐き出し口としてためているやり切れない思いも、施設利用者にも分け隔てなく聞くこと、時には接することはこの今の日本社会には必要だと考えております。介護というのは資格が必要ですが、その割に給料としては決して良いとは言えません。規模は広がったところで労働者側の給与、特にその生活を支えることが目的な方には決して理想が叶うことはないでしょう。
なぜなら、一般認識として誰でもできるというものがあるためです。
このような職場や特殊環境で働く者にとって経験のない臨床心理士などはテンプレート対応しか望めません。
そう思う方に利用いただきたいという思いが当カウンセリングルームにはあります。
考え方も向かい方も他と違う内容になるのはこのためです。
多くの方が多種多様な悩みをもって日々暮らしています。その苦悩の改善の手伝いをすることを当カウンセリングルームは目指しています。